室外機の故障、困ったときの対処法

エアコンが故障したかなと思ったらまず室外機を確認

エアコン2

エアコン本体の調子が悪かったり、もしくはリモコンの故障でスイッチをつけられなかったりするなどトラブルの原因はさまざまですが、その中でも意外と多いのが室外機の故障です。室外機は外に設置しているため、異変に気づきにくく、いつの間にか調子がおかしくなっているケースも珍しくありません。

「エアコンが故障したかも」と思いつつも原因が分からない場合は、まず室内機、いわゆるエアコン本体の故障を疑うはずです。もちろんフィルターの汚れであったり、モーターの故障だったりで調子が悪くなることも少なくありません。しかし、それ以上に室外機の不具合や故障によって動かなくなってしまうことが非常に多いのです。今回はエアコン問題の盲点ともいえる室外機の故障について、確認の仕方や解消方法をご紹介します。

まずは室外機の役割について学びましょう

エアコンにおいて室外機は重要な役割を担っていますが、その役割についてはご存じでしょうか? 基本的に室外機には2つの役割があります。

1つ目は室内の熱を室外に運ぶための物体(冷媒)を循環させるためのモーターの役目です。そして、もう1つは、室内から運ばれた熱を外に放出する役目です。ちなみに暖房の時には外の熱を室内で放出する役目を担っています。

つまり、室内機のイメージが先行しがちですが、室内機、室外機を1セットでエアコンと呼ぶのです。そのため、室外機に不具合が起これば当然、室内機の調子もおかしくなります。室内機、室外機がともに正常な働きをすることでエアコンは初めて機能するので、何か起こった際には必ず室外機の確認を必ず行ってください。

エアコンの調子が悪いときは室外機の音と熱を確認しましょう

実際にエアコンを使っていて異音が聞こえたり、調子が悪いなと感じたりした場合は、室外機の音や熱を確認してみてください。普段聞き慣れない音がしたり、異常な熱を持っていたりしたら室外機の不具合によってエアコンの調子が悪くなっている可能性が大です。

モーターやコンプレッサが故障している場合は、専門の業者に修理を依頼しないと直りませんが、その前に自分でできる対応策もあります。

  • 室外機の周囲を掃除する
  • 排水パイプの中に異物が入っていないかを見る
  • 背面部分の汚れを綺麗にする

といったことをまずは試みてください。汚れや異物があった場合は、たわしやブラシで掻き出して、掃除機でキレイに吸い取ります。また熱を排出する部分を遮るものがある場合は、別の場所に移動させます。それでも調子が元に戻らない場合は、すぐに業者に連絡しましょう。

外に設置するだけに室内機以上のケアが必要です

室外機はその名の通り、家の外に設置されます。基本的に外であっても直射日光を浴びたり、雨風に直接さらされたりするような場所に置くことは厳禁です。ただ、それぞれの家屋の事情によってはそういった場所に置かざるを得ないケースも当然あります。

そういった場合、使っていない時期はカバーをかける。直射日光が当たる場所に置かざるをえない場合は日よけになるようなものを設置するなど、室外機に必要以上の負担がかからないような処置を施してください。

そのうえで掃除などの定期的なメンテナンスを行い、特に夏や冬の前にはしっかりとケアをすることを忘れないようにしましょう。そうした日々のメンテナンスを心がけることによってエアコンの寿命が1、2年も長くなることもあるのです。

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