わずらわしい鍵の受け渡しとはおさらば!民泊物件の電気錠
訪日外国人が急増する昨今、ホテルや旅館から溢れた訪日外国人の宿泊の受け皿として、「民泊」が注目されています。オーナーたちが負担と感じている作業の一つに「鍵の受け渡し」があります。確かにシリンダ錠のようなタイプだと直接渡す、もしくはどこかに隠して場所を教えるなどのやりとりが一般的です。ダイヤル式の鍵だとメールやSNSで番号を教えたりすることも出来ますが、また番号を変更する手間もあります。本コラムでは鍵の受け渡しの手間から開放される電気錠を紹介します。
民泊オーナーの悩み
「民泊サイトに登録したはいいが、鍵に受け渡しが不便だ」
「鍵を受け渡す際、人に会うのが不安だ」
「鍵の置き場を教えるのはいいが、いちいちかえるのは面倒だ」
「鍵を一時的に渡すのはいいが、合鍵を作られたらどうしよう」
鍵の種類と特徴
物件によって鍵は様々な種類があります。大きく分けて一般的に普及している鍵は以下のパターンになります。
-
シリンダ錠・・・鍵を挿して回して開け閉めをするタイプの一般的な鍵です。鍵そのものを受け渡す必要があり、複製される危険性が有ります。
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ダイヤル錠・・・設定された番号にするとロックが外れるタイプです。数字の組み合わせなので、比較的簡単に開けられてしまったり、頻繁に番号を変更できないので、番号が流出する危険性が有ります。
- 電気錠・・・暗証番号、最近ではスマートフォンをかざすだけで開け閉めが出来るタイプです。安全性は高い分、初期投資コストがかかるのがデメリットです。
それぞれのメリット・デメリット
特徴 |
シリンダ錠 |
ダイヤル錠 |
電気錠 |
価格 |
安い |
安い |
高い |
対停電 |
強い |
強い |
弱い |
セキュリティ |
閉め忘れあり |
閉め忘れあり |
閉め忘れなし |
対防犯 |
対ピッキング △ |
対ピッキング × |
対ピッキング ○ |
受け渡し |
渡す必要あり |
番号を教える |
ケースバイケース |
コスト面などを考慮しなければ、不特定多数の人間が利用する場合は、電気錠が一番安全です。
従来の電気錠では鍵の受け渡し問題は解決できない?!
では、どの電気錠でもよいかというと、こと鍵の受け渡しに着目した場合、どの電気錠でもよいということにはなりません。
そこで、電気錠の特長も知っておきましょう。
電気錠の特長
- 指紋認証タイプ・・・出入りのある人(家族など)の指紋をあらかじめ認証させておき、開ける際に指を置き、指紋認証で解錠タイプです。
- 番号認証タイプ・・・あらかじめ登録した番号を数桁入力することで解錠できるタイプです。指の動きで番号を推測されないように、番号の位置がランダムに表示されるものもあます。
- スマホ連動タイプ・・・かざす、または近寄るだけで解錠できるタイプです。アプリをダウンロードしたり、WiFiを設定する必要があるものもあります。
鍵(番号)の受け渡しでのトラブル事例
それぞれの鍵のタイプで、不特定多数の人に鍵や番号を受け渡す場合のトラブルについて、見てみましょう。
シリンダー錠の場合
直接渡すもしくはどこかに隠してそれを伝えます。隠す場合は一度宿泊した人に隠した場所がバレないよう、一回一回隠し場所を変更する必要があります。また、宿泊した本人がシリンダー錠をコピーし、次のお客が入った際に盗難事件を起こす可能性もあります。
電気錠-指紋認証タイプ
指紋の登録自体を拒否されるケースも有ります。特に外国人の場合はその傾向が強いと言われています。また、登録自体を行うことが手軽でないため、不特定多数が利用する民泊には向きません。
電気錠-番号認証タイプ
事前に登録した番号を伝えるだけで宿泊者は解錠することができます。しかし、一度宿泊した人に番号が知れているため、一回一回番号を変更する必要があります。また、電気鍵の設定をいじって番号を変更するタイプが多いので、宿泊毎に、いちいち変更しに行かなくてはならないタイプが多いです。
電気錠-スマホ認証タイプ
宿泊者のスマホを登録したり、アプリをダウンロードさせて設定させたりと、手続きがやや難しく、また利用者すべてがスマホを持っているとも限りません。
では一体どうすればよいのでしょうか。
マルチタイプの電気錠「テンポロックドア」の利用
毎日変わる番号を利用
番号認証タイプを利用しますが、毎日0時に番号が変わるので、利用者には、利用日の番号を伝えるだけです。悪意のある利用者が別の日に解錠しようとしても番号が違うため、開けることが出来ません。
また、番号は特殊なアルゴリズムによって生成されるため、管理者以外が予測することも出来ません。
※月額利用料が必要です。
登録したICカードの受け渡しも可能
3000枚まで登録できるICカードを利用することも出来ます。定期的にカードの登録を変えることで安全性を高める利用も可能です。
鍵の紛失トラブルも防止できる
番号認証タイプのメリットとして、鍵の紛失や複製の危険性がなくなるということがあります。
数字は万国共通。利用者がわかりやすさとしてはNo.1
スマホアプリや鍵の受け渡しの際の説明などにくらべて、番号は直感的に伝えやすいので、どのような利用者でも簡単に理解できます。
テンポドアロック紹介動画
オートロック機能付きで、鍵の閉め忘れによる盗難トラブルにも安心です。
テンポロックドアの電源
電源は、「電池のみ」と「電池+電源」が利用できます。
アルカリ単3電池4本で動作します。寿命の目安としては、1日10回程度の開け閉めをされる場合は1年程度持つといったイメージとなります。
電気配線工事を行えば電池交換を気にすることなく、快適にご利用いただけます。停電時には電池で動作しますので閉じ込めなどのトラブルにはならないようになっています。
テンポロックドアの取り付け
取り付けは、取付研修受講者のみが取り付けすることが推奨されています。
オーナー自身で取り付けを行った場合は、保証もなくなり、安全性も下がる可能性があります。
民泊施設の新定番!
外国人訪問者が宿泊施設を求めて民泊の需要が増えることは容易に予想できます。そんなチャンスをあなたはどうしますか?せっかくの機会なので、民泊サイトに登録し、空きスペースを有効活用しましょう。そして、オーナー様にとってもお客様にとっても、快適で安心の電気錠を設置することで、わずらわしいやり取りから脱出することをご検討されてみてはいかがでしょうか。
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